5年前の卒業生来訪

コロナで在学生はもとより卒業生もしばらく大学には来られなかったが、学生たちがキャンパスにもどって1か月、そして全国的に感染者数も落ち着いてきた11月、5年前に卒業したゼミ生がお菓子持参でお茶を飲みに来た。この学年もいいキャラ揃いで、思い出の多いゼミ生たちであった。

仕事のこと、そして誰が在学時の予想通り最初に結婚したとか、お年頃ということで恋愛の悩み相談など、「ほぼ親」としてうんうんと聞き、年長者なりの見方を話したり、自分の経験を話したりと、時間だけはあっという間にたち、気がついたら2時間半。Netflixのドラマ談義もあったりで、とてもリラックスした時間を過ごした。ふたりも、大学に来て話をするとほっとすると言ってくれました。またおいで。 [2021.11.22]

odasemi2017 池袋

「ゼミメンバーで集まります」とだけ聞いて「その日は講義の後フリー」と答えたら「じゃ池袋で」となった。行ってみるとこのふたり(イシ・サキとチカちゃん)。

ふたりと私が池袋で会ったのは午後3時過ぎだったが、6名が集まるのは午後7時だということがわかった。こちらも仕事がたまっていたので、仕事や転職希望の悩み、恋の悩み(?)を2時間ほど聞き退散した。他の卒業生たちにも会いたかったなぁ。 [2018.7.3]

odasemi2017アポなし訪問

オガ・サキとナウ(今)りんの2人。アポなしでいきなり研究室に来たが、予定では院の講義の時間。ちょうど院生が休んだため一緒にお茶を。元気そうだった。 [2017.10.31]

卒業生と花見の予定が散歩に

2017年3月22日に卒業式を終えた「卒業生」たちに花見に誘われ千鳥ヶ淵に行ってみた。あいにく桜はまだ咲いておらず、結局、千鳥ヶ淵〜北の丸公園〜靖国神社〜市ヶ谷の散歩となった。男子がゼロなのは、この代、実は珍しく男子学生は1名しかいないのだった。たまたま用事があって参加できなかったため、このような女子大風の絵柄に。 [2017.3.28]

ゼミ合宿は1年の差を感じる時

ゼミによって様々だが、多くのゼミでは夏合宿をやる。このゼミも毎年3、4年合同の夏合宿が2泊3日で行われ、今年も軽井沢で行った。

初日、まずは3年生の共同研究発表。数人のグループを作り、自分たちのやってみたいテーマについて中間報告をしつつ、前期いっぱいかけてやってきた共同研究だ。ひとつは鉄道オタクやJKなど特定の集団内で使われる言葉とその集団の規範の関係を扱ったもの、2つめはコミケや特定アーティストやタレントのコンサートに集まる人々とファッションの関係、3つめがヴィランズ(悪役)の役割とその機能、というテーマだった。

いつもは教員にいろいろダメ出しをされたり、コメントをもらったりしているが、この合宿では、4年生からこれが出てくる。同じゼミ学生ではあるが、1年研究を重ねてきた先輩からの発言は、シビアなコメントも多いし、的を射た指摘も多く、3年生にとっては自分たちとは大きく違う4年生の「レベル」に驚く。

大学の1年の差は、はたから見ると、そう大きく違うことはないようにも見えるが、こうした合同研究発表会などの場で、現実に上位年次の感想や指摘を聞くと、専門ゼミに入った後の1年の差は学生たち本人にとっては非常に大きく感じられているようだ。その理由は、研究の基本的作法や論理的思考、科学的根拠など、多くのことを深く学ぶのがゼミであり、ゼミ生もかなりの時間とエネルギーをそれに割いている。夏合宿まで、まだ半年の3年生と1年半やってきて今は卒業論文をまとめるために必死で研究している4年生とではやはり大きな実力差があるわけだ。たぶん、3年生に指摘したり、コメントしたりしている4年生も、『1年前は自分たちもこうだったんだろうな』と思ったに違いない。こういう差を実感できる場があってはじめて、人間は自分たちの成長や変化を自覚できるのだと思う。

初日の研究発表ではこのように、3年、4年の差を実感するシビアな場だが、翌日はお楽しみで、身体を使う遊びをしたり、ゼミ仲間と楽しく過ごしたりする日だ。まずは体育館でバレーボール、卓球、バドミントン、そして「だるまさんがころんだ」をやった。昼からは着替えて旧軽井沢観光。しなの鉄道というローカル鉄道に2駅乗り、散策したりトリックアートミュージアムで写真を撮ったりして皆大はしゃぎだった。

こうした経験の共有を経たからか、後期のゼミ室で先輩後輩がかわす挨拶は、なぜかとてもフレンドリーで、兄弟姉妹のような親密さが感じられる。 [2015.9.1-3]