odasemi2014 池袋

卒業して4年、1次会の5人中3人は結婚していたというから驚き。2次会から合流したのは「2歳の子を持つママ」! 晩婚化、非婚化とはほぼ無縁 [2018.6.29]

odasemi2014 大人しかった学生も

卒業して4年。学生時代は彼らの言葉によると「友達も少なく、大学構内も端を歩くような」学生生活をしていたのだという。学校と呼ばれる空間では、ともすると元気で活発で、前に出てきて大きな声で話すような「前向き」のキャラクターがよしとされ、高校や大学でもそうした性格の子をAO入試などでも欲しがる傾向がある。私自身はそれには少し懐疑的で、「それはそれでわかりやすいし、ポジティブな立ち振る舞いは『いい子』と評価されやすいが、社会はそんなキャラだけで成り立っているわけではないし、人の能力やよさというのは「前向きキャラ」とは別なところにあると思っている。

Y君は博報堂に転職が決まり、K君もイメージング機器輸入商社の「営業」として立派に仕事をしている。こんな彼らを見ていると「前向きキャラ」信仰が現実的じゃないことはよくわかる。いろんな話をしとても楽しい時間だった。[2018.4.3]

odasemi2014,2015 夏合宿

今年はいつもの軽井沢のもっと先、長野県上田市にあるベルデ武石で合宿をした。初日午後は、夕方までずっと研究発表が続く。共同研究のレジュメやパワポ制作に朝までかかったというゼミ生も多いためか、時々休みを入れないと、頭がかっくんかっくんするゼミ生がちらほら。みんな寝る時間もなく、頑張ったんだなぁ、と。研究発表の最後のほうには、4年の卒論、卒制の短い報告もいくつかあった。

初日はこの研究発表の準備で寝不足のゼミ生が多いからか、早めに就寝したようだ。

2日目は、グラウンドで今度は体のほうを動かす。今回はなつかしのキックベースをイベント担当が考えてくれた。子どもの遊びと侮るなかれ、シーソーゲームで非常に盛り上がった。こんなにおもしろいゲームだっけ? というゼミ生が何人も…

昼は、緑の中でBBQ。火起こし、素材準備、そして食べ始めたが、たぶん2時間以上は食べ続けていたような… [2013.9.3-5]

odasemi2013,2014 軽井沢夏合宿

軽井沢での3・4年合同の合宿が終わった。
初日は3年の共同研究中間報告。休み中集まる機会のあまり多くなかった中、それぞれの研究班ががんばって発表してくれた。
2日目は、BBQやテニス、バドミントン、バスケットボールなどで汗を流した。晴天に恵まれてとても伸び伸びできた。 [2012.9.11]

ゼミ打ち上げと「餃子の常識」

授業が終わって休みに入る頃、いくつかのゼミでは打ち上げ、あるいはゼミコンパが開かれる。これは高校生でも期末になるとやることもあるらしいので特段珍しいことではない。しかし、特に社会学部のゼミの中には、単に居酒屋などでのコンパではない打ち上げをするところも少なくない。

7月の授業最終日、教員(私)とゼミ生は学内のとある場所に、包丁、ボウル、フライパンなど、およそ大学にはふさわしくない品々を持参して集まった。始まったのは餃子作り。備え付けのキッチンで、キャベツ、ニラをきざみ、にんにく、しょうがと豚挽肉を入れて少しだけ味を付けて餃子の中身を作っていく。3年生と4年生 30名なので300個をゼミ生みんなで包んで作った。こうした調理に慣れた学生もいれば、とても餃子には見えないヒダのないものを作る学生もいる。これは 男女はほとんど関係なく、普段の生活やバイト、調理経験が差になって出てくる。

お弁当屋さんから買ってきた暖かいご飯と一緒に、こんがり焼き上がったところで、「いただきま〜す」。

おもしろかったのは、メディアがこれだけ発達し、多くの情報が共有されているはずなのに、それぞれの家庭の「餃子の常識」が露呈したことだ。ある学生は「お母さんに聞いたら餃子のタネは崩れてしまうから卵を入れた方がいい」と言い、また、ある学生は、「家では餃子と言えば、七味唐辛子と醤油で食べるものであって、それ以外の調味料はあり得ない。」と言う。それを聞いている側は「ヘンだ」とか「おかしいだろ」と反応する。たしかに作り方や食べ方には多数派が あるが、だからといってそれ以外の方法や食べ方を否定するのは、本当はおかしな話だ。要は、食べた人がおいしく感じ、満足すればそでいれいわけなのだから。

実際、餃子の作り方、食べ方に正しいとか間違いはない。本来、どれもが肯定されるべきものだ。食べ物以外でも、こんなふうに家庭で異なることは、地域でも異なることがあるかもしれない。地域だけではなく、国や文化圏でも違いがあるかもしれない。一方から見れば他方はおかしいように見えるかもしれないが、それを単純に「正しい」「間違い」と判定してしまう発想そのものに、実は考えてみなければならないポイントが潜んでいると、そんな難しい話は横に置いておいて、ゼミの打ち上げ、餃子パーティーは後片付けや部屋の掃除も含めて5時間も続いた。たまたま夏だったので餃子になったわけだが、これが冬になると「鍋パ(鍋パーティー)」となる。

「人の心に通じる道は 胃袋を通る」(開高健の言葉)

一緒に作ったり食べたりすると、人間はとても仲良くなります。[2012.7.20]

odasemi2013,2014 ゼミコン

史上はじめて、同じ店で同時刻にふたつのコンパが重なった。2年実習と3年専門ゼミだ。

実習も専門ゼミも16名だが、違うのは男女比。実習が女性10で男性6、逆に専門ゼミは、女性6に男性10。まったく逆の構成比だ。

で、飲み会でどんなふうに雰囲気が違うかと言えば、

こちらは女の子の多い2年実習。右の男子学生は口に手を当てて驚いているが、他の女性軍は全員拳をつき挙げてノリにのっている。

集合写真でも、このノリだ。実にパワフル。

こちらは同じ店、同時間帯に開かれた3年ゼミ。大人というか、大人しいというか…

騒いで、盛り上がればいいというものではないが、この雰囲気の差は、やはり男女比率の問題がもっとも大きいのではないかと感じた。専門ゼミでも女子比率の大きい年は雰囲気もずいぶん違うわけなので。

まあ、どちらもそれなりに楽しさがあったので、どっちがどうということではないが、コンパにも(盛り上がりの前提となる)「他者との協調、シンクロ」圧力ははたらいているはずだし、それに男女差があっても当然だろう。そう考えると、コンパそのものを観察対象にしてみると、そこからもいろいろ見えてきそうだ。 [2012.4.26]