東商PJ ポスター完成

映像制作に比べれば、写真やコンセプトさえ決まれば作業としては早いポスター制作。村中・深澤のふたりがIllustratorもPhotoshopも使用経験がない中、使い方のレクチャーを受けて制作した。[2019.3.13]=東商グランドホールにて発表

東商PJ 現地撮影

全員が集まる曜日、時限が決まっている授業ではないため、活動がとても困難な状況の東商プロジェクト、本来なら年内に2作品の試作品ができているはずだった。

暮れも押し迫った12月28日、多くの会社が仕事納めで大掃除をしている最中、取材先企業の周辺や河川敷で映像素材、スチル写真の撮影を行った。 [2018.12.28]

東商プロジェクト 取材へ

いよいよ中小企業への取材となった。この日は、1日で2社訪問できるよう東商が調整してくれたため、若干ハードではあったが実りの多いものとなった。

午前は、浜野製作所というテレビ他メディアでもよく出てくる企業。取材の2週間ほど前にも、TBSの下町ロケットの特番で、リアル下町ロケットの企業紹介として、浜野社長と起業支援を受けている独創的な風力発電に挑む青年が出ていた。浜野製作所が支援している事業すべてが、ガイアの夜明けなどで紹介されたもので、私も実はテレビですでに見ていた。

浜野社長も、社員も、単にものを作るというだけでなく、熱い思いもあふれんばかりに抱いており、それに触れた多くの人々がさらに刺激され動くという刺激の拠点のようなところでもあった。まさに「見えないもの(思い)も生み出している工場」だった。取材した学生たちもおよそ工場とは思えないおしゃれな空間に歓声を上げたり、社長の話に目頭を熱くしていたりした。

あわただしく昼食をとり、午後は北星鉛筆に向かった。

数少なくなった鉛筆の製造工場。東京の地場産業のひとつとも言える鉛筆のあれこれを聞き、何気なく使っているものに、これだけ情熱をささげ、工夫を重ねてきた人たちがいたのかと皆驚いていた。

取材後は、近所の荒川河川敷で散歩したりジンバルを使った撮影会となった。そう遠くない2社の取材だったが、帰ってiPhoneを見たら1万歩以上歩いていた。さあ、これから制作へ取りかかるぞ。[2018.10.31]

東商プロジェクト 本格スタート

東京商工会議所と武蔵大学が産学連携協定を結び、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて実施する事業のひとつ「中小企業の底力・魅力発信プロジェクト」が本格スタートした。

内容は、簡単に言えば、中小企業を題材にした映像作品を制作するもの。学生だけの活動ではないので、教員(小田原)が付き添い、指導しながら制作を進めていく。

これまで2回ほどミーティングを実施し、どういうふうに活動を進めていくかや、中小企業に関する基礎的知識を得てきた。

2018年6月11日には、東商の担当者4人がプロジェクトの説明を活動学生10名と教員におこない、理解を深めた。さらに、この活動を東京MXTVの番組として活動終了後に放送する予定で、初回取材も入った。[2018.6.11]

武蔵テレビ(MTV)10周年

2006年、学生たちが「今度はラジオ(コミュニティーFM)じゃなくてテレビがしたい」と言い始めてサポートをしはじめた。このような出発なので、サポートする教員は私ひとりだけ、予算はゼロという状態だった。いろんなものを手作りし、オープンキャンパス当日の昼食も自前だった。すぐそばでは大学のアルバイトとして多くの学生たちが来場者の案内などをしていたが、時給も昼食も付いていた。オープンキャンパスを活気づけ、フォーマルな情報とは少し異なる学生目線のテレビ生放送は、来場者の注目を集めた。

せめておそろいのTシャツや当日の弁当ぐらい、何とかしてやろうと、空き箱に「武蔵テレビ活動学生へのカンパ」と書いて教授室に置いた。10日ほどで紙幣を含む心のこもった応援のお金が入っていたが、それでも金額にすれば数千円で、30名にものぼる活動学生たちの弁当代にもならない額であった。

そこで、当時の学長に直談判し、何とかオープンキャンパスのアルバイト学生と同じ弁当とTシャツの製作代は確保した。

その後、正課の延長線上で教員のサポートと少額ながら予算を持つ学部の正式プロジェクトとして認定し、推進していくことにした。このようないきさつから始まった武蔵テレビも開始から10年も経った。一時、学部長職のため担当を離れた時期もあったが、ずっと見守ってきている。みんな社会人となり多様な仕事に就いているようだが、この活動のことは忘れられないようだった。 [2016.12.10]