odasemi卒業生 映像作家・藤代雄一朗さん

普段は、学生時代からの慣れで「藤代君」と呼んでしまっているが、立派に仕事をしているのに、もはやそう呼ぶのも失礼になるかもしれないと「さん」付けタイトルにした。

このサイトのほとんどの記事には個人名が書かれていない。その理由は本人や同期あるいは知っている人だけわかれば十分なので、余計な個人情報でゼミ生や卒業生に迷惑をかけたくないという意図だ。

しかし、藤代君は映像の世界ではすでに有名だし、現にゼミ生でも卒業生であることを知って憧れている子もいたりする。

最近公開された彼の作品があまりにも素晴らしいので、ここに書かないわけにはいかなかった。

上の写真はゼミで活動していた頃のもの。何でも一生懸命に取り組んでいた。

私が感動した作品(SIGMA)は、会社で受けた仕事ではなく、本人へ直に依頼が来たものだと彼が教えてくれた。→SIGMA “Made in Aizu”

他のリンク:
SONYのインタビュー記事
水曜日のカンパネラ撮影裏話(M-on)
コマーシャルフォト
本人のサイト

実は、彼には私もかなり影響を受けたかもしれない。たとえば彼がかつて自分で作っていた「ボクナリスト」というインタビューのサイトは、これからヒントを得て武蔵の学生が作るサイト「Musashi WebMagazine」を立ち上げたし、一度トライした「卒ゼミ(卒業生対象のゼミ:過去記事参照)」も彼の発案だ。

こういう新しいものを生み出すことを見ているとこっちまでわくわくしてしまう。教師冥利に尽きる。 [2018.11.14]

odasemi2018 新宿

仕事にもやっと慣れてきたかな、という2018年3月卒業のゼミ生たち。参加予定者が複数名来られなくなり、開始時刻では1人、遅れて1人、終わる直前に1人、合わせて3人と私のこぢんまりした会となった。[2018.11.10]

東商プロジェクト 取材へ

いよいよ中小企業への取材となった。この日は、1日で2社訪問できるよう東商が調整してくれたため、若干ハードではあったが実りの多いものとなった。

午前は、浜野製作所というテレビ他メディアでもよく出てくる企業。取材の2週間ほど前にも、TBSの下町ロケットの特番で、リアル下町ロケットの企業紹介として、浜野社長と起業支援を受けている独創的な風力発電に挑む青年が出ていた。浜野製作所が支援している事業すべてが、ガイアの夜明けなどで紹介されたもので、私も実はテレビですでに見ていた。

浜野社長も、社員も、単にものを作るというだけでなく、熱い思いもあふれんばかりに抱いており、それに触れた多くの人々がさらに刺激され動くという刺激の拠点のようなところでもあった。まさに「見えないもの(思い)も生み出している工場」だった。取材した学生たちもおよそ工場とは思えないおしゃれな空間に歓声を上げたり、社長の話に目頭を熱くしていたりした。

あわただしく昼食をとり、午後は北星鉛筆に向かった。

数少なくなった鉛筆の製造工場。東京の地場産業のひとつとも言える鉛筆のあれこれを聞き、何気なく使っているものに、これだけ情熱をささげ、工夫を重ねてきた人たちがいたのかと皆驚いていた。

取材後は、近所の荒川河川敷で散歩したりジンバルを使った撮影会となった。そう遠くない2社の取材だったが、帰ってiPhoneを見たら1万歩以上歩いていた。さあ、これから制作へ取りかかるぞ。[2018.10.31]